2026年版 ToolShare Lab / Guide

AVIFとWebPの違い
圧縮率・品質・対応ブラウザを徹底比較

次世代画像フォーマットとして普及が進むAVIFとWebP。どちらもJPEG・PNGより大幅にファイルサイズを削減できるが、圧縮率・画質・エンコード速度・ブラウザ対応状況に違いがある。この記事では両フォーマットの技術的な特徴を比較し、用途に応じた使い分けとpictureタグによるフォールバック実装を解説する。

読了時間: 約6分 更新日: 2026年3月25日

結論: 圧縮率を最優先するならAVIF、エンコード速度とバランスを重視するならWebPを選ぶ。実運用では両方を生成し、<picture>タグでAVIF → WebP → JPEG/PNGの順にフォールバックするのがベストプラクティスだ。ToolShare Labの画像圧縮ツールなら、AVIF・WebP両方への変換がブラウザ内で完結する。

AVIFとWebPの基本情報

WebPはGoogleが2010年に発表した画像フォーマットだ。VP8ビデオコーデックの技術をベースにしており、非可逆(lossy)と可逆(lossless)の両方をサポートする。2023年にSafariが対応したことで、主要ブラウザ全てで使えるようになった。

AVIFはAlliance for Open Media(AOM)が策定したAV1ビデオコーデックをベースにした画像フォーマットだ。2020年にChromeが対応を開始し、2023年にSafari 16.4が対応。2026年現在、Chrome・Firefox・Safari・Edgeの全主要ブラウザで利用可能になっている。

どちらもビデオコーデック由来

WebPはVP8、AVIFはAV1というビデオコーデックの技術を静止画に転用したフォーマットだ。より新しいAV1ベースのAVIFのほうが、圧縮効率で優位に立っている。

5つの比較軸で見る違い

1. 圧縮率(ファイルサイズの削減幅)

同一品質での比較では、AVIFはWebPより平均20〜30%小さいファイルを生成する。特に写真やグラデーションの多い画像でAVIFの優位性が際立つ。一方、テキストやイラストなどエッジのシャープな画像では差が縮まる傾向にある。

比較項目 AVIF WebP
JPEG比の圧縮率 50〜80%削減 25〜50%削減
PNG比の圧縮率 60〜90%削減 40〜70%削減
写真画像 非常に優秀 優秀
イラスト・テキスト 優秀 優秀(差は小さい)

2. 画質(圧縮後のビジュアル品質)

AVIFは低ビットレートでの品質維持に優れている。高い圧縮率でもブロックノイズが出にくく、グラデーション部分の滑らかさが保たれる。WebPは低品質設定にするとブロックアーティファクトが目立つ場合がある。ただし中〜高品質設定では両者の差は肉眼でほぼ判別できない。

3. エンコード速度

ここがAVIFの最大の弱点だ。AVIFのエンコードはWebPの5〜10倍の時間がかかる。1枚の画像であれば体感差は小さいが、100枚以上をバッチ処理する場合は無視できない差になる。デコード(表示)速度はどちらもブラウザ側の最適化が進んでおり、体感差はほぼない。

処理 AVIF WebP
エンコード速度 遅い(5〜10倍) 速い
デコード速度 高速 高速
100枚バッチ処理 数分〜数十分 数秒〜数分

4. ブラウザ対応状況(2026年3月時点)

2026年現在、AVIFとWebPの両方がChrome・Firefox・Safari・Edgeで対応済みだ。Can I UseによるAVIFのグローバル対応率は約95%、WebPは約97%。差は縮まっているが、古いiOSデバイスやSamsung Internet旧バージョンではAVIF非対応のケースが残る。万全を期すならpictureタグでフォールバックを設定する。

ブラウザ AVIF対応 WebP対応
Chrome 85+(2020〜) 32+(2014〜)
Firefox 93+(2021〜) 65+(2019〜)
Safari 16.4+(2023〜) 16+(2022〜)
Edge 95+(2021〜) 18+(2018〜)
グローバル対応率 約95% 約97%

5. 機能面の違い

AVIFは10bit/12bitの色深度、HDR、ワイドカラーガマットに対応しており、写真やリッチなビジュアルでの表現力が高い。WebPは8bitまでの対応だ。アニメーションはどちらもサポートしているが、AVIFアニメーションの対応はまだ限定的だ。透過(アルファチャンネル)はどちらも対応している。

用途別の使い分け

AVIFを優先すべきケース

WebPを優先すべきケース

両方を生成する(推奨)

最も効果的な戦略は、同じ画像をAVIF・WebP・JPEG(またはPNG)の3フォーマットで用意し、pictureタグでブラウザに最適なフォーマットを選ばせることだ。ビルドツールやCDNの画像変換機能を使えば自動化できる。

ToolShare Labなら1回の操作でAVIF・WebP両方に変換

ToolShare Labの画像圧縮ツールでは、JPEG・PNGをドラッグ&ドロップするだけでAVIF・WebPの両方に変換できる。すべてブラウザ内で処理されるため、画像がサーバーに送信されることはない。

pictureタグでのフォールバック実装

pictureタグを使うと、ブラウザが対応しているフォーマットを自動的に選択して表示する。AVIF → WebP → JPEG/PNGの順にsource要素を記述する。ブラウザは上から順に評価し、最初に対応しているフォーマットを読み込む。

<picture>
  <source srcset="image.avif" type="image/avif">
  <source srcset="image.webp" type="image/webp">
  <img src="image.jpg" alt="説明文" width="800" height="600"
       loading="lazy" decoding="async">
</picture>

width・heightの指定を忘れない

img要素にwidth・height属性を指定しないと、画像読み込み前にブラウザがスペースを確保できず、CLS(Cumulative Layout Shift)が発生する。Core Web Vitalsのスコアに悪影響を与えるため、必ずサイズを明記する。

レスポンシブ対応が必要な場合は、sizes属性とsrcset属性を組み合わせる。

<picture>
  <source srcset="image-400.avif 400w, image-800.avif 800w, image-1200.avif 1200w"
          sizes="(max-width: 600px) 100vw, (max-width: 1200px) 50vw, 800px"
          type="image/avif">
  <source srcset="image-400.webp 400w, image-800.webp 800w, image-1200.webp 1200w"
          sizes="(max-width: 600px) 100vw, (max-width: 1200px) 50vw, 800px"
          type="image/webp">
  <img src="image-800.jpg" alt="説明文" width="800" height="600"
       loading="lazy" decoding="async">
</picture>

AVIF・WebPに今すぐ変換する

JPEG・PNGからAVIF・WebPへの変換がブラウザ内で完結。枚数・サイズ無制限、サーバー送信なし。ToolShare Labの画像圧縮ツールで次世代フォーマットに移行しよう。

よくある質問

AVIFはすべてのブラウザで表示できますか?
2026年3月時点で、Chrome・Firefox・Safari・Edgeの全主要ブラウザがAVIFに対応している。グローバルの対応率は約95%だ。古いiOS端末など未対応環境も残るため、pictureタグでWebP→JPEGへのフォールバックを設定しておくのが安全だ。
AVIFとWebPで画質に違いはありますか?
同じファイルサイズで比較すると、AVIFのほうが画質が良い傾向がある。特に低ビットレートではAVIFのブロックノイズの少なさが際立つ。中〜高品質設定では肉眼で差を判別するのは難しい。
WordPressでAVIFは使えますか?
WordPress 6.5以降がAVIFのネイティブアップロードに対応している。テーマがpicture要素でのフォールバック出力に対応していない場合は、プラグイン(EWWW Image Optimizer等)を利用するか、手動でAVIFに変換してアップロードする方法がある。ToolShare Labの画像圧縮ツールなら、ブラウザ内で変換してからWordPressにアップロードできる。
AVIFに変換するとSEOに効果がありますか?
AVIFの採用自体はランキング要因ではないが、ファイルサイズの削減によるページ速度の改善がCore Web Vitals(特にLCP)のスコア向上につながる。Googleはページエクスペリエンスをランキングシグナルとしており、間接的にSEOに貢献する。
AVIFとWebPの両方を生成する必要がありますか?
最大限の最適化を求めるなら両方の生成を推奨する。AVIFはWebPより20〜30%小さいファイルを生成できるが、未対応の環境がわずかに残る。pictureタグでAVIF→WebP→JPEGのフォールバックを設定すれば、どの環境でも最適なフォーマットが配信される。