2026年版 ToolShare Lab / Guide

WebP変換の方法5選
JPEG・PNGから30〜97%軽量化

WebPはGoogleが開発した次世代画像フォーマットだ。JPEGやPNGからWebPに変換するだけで、画像サイズを30〜97%削減できる。2026年現在、Chrome・Firefox・Safari・Edgeの全主要ブラウザがWebPに対応済み。この記事では、オンラインツール・コマンドライン・WordPress・ビルドツールを使った5つの変換方法を、実測データとともに解説する。

読了時間: 約7分 更新日: 2026年3月25日

結論: JPEG・PNGをWebPに変換すれば、画像サイズを30〜97%削減できる。全主要ブラウザが対応済みで、導入のハードルはほぼゼロ。最も手軽なのはToolShare Labの画像圧縮ツールで、ブラウザ上でドラッグ&ドロップするだけでWebP変換が完了する。サーバー送信なし・枚数無制限・無料。開発者ならcwebp CLI、WordPress運営者ならプラグインという選択肢もある。

WebPとは?Googleが開発した次世代画像フォーマット

WebP(ウェッピー)は、2010年にGoogleが発表した画像フォーマットだ。VP8動画コーデックの技術をベースに開発され、JPEGと同等の画質を維持しながらファイルサイズを25〜34%削減できるとGoogleは公式に発表している。実務では用途やソース画像によって30〜97%の削減率を達成するケースもある。

WebPは非可逆圧縮(Lossy)と可逆圧縮(Lossless)の両方をサポートしている。JPEGの代替としてLossy WebPを、PNGの代替としてLossless WebPを使うのが基本的な使い分けだ。さらにアニメーションにも対応しており、GIFの代替としても機能する。

WebPの3つの圧縮モード

  • Lossy(非可逆): JPEGの代替。写真や複雑な画像に最適。品質パラメータ(0〜100)で圧縮率を調整
  • Lossless(可逆): PNGの代替。ロゴ・アイコン・スクリーンショットに最適。画質劣化なし
  • Animation: GIFの代替。同品質でGIFより大幅に軽量

Googleが開発したのは「ウェブの高速化」が目的だ。画像はWebページのデータ量の大部分を占めるため、画像サイズの削減はページ表示速度の改善に直結する。実際にGoogleはCore Web VitalsのLCP(Largest Contentful Paint)改善手段としてWebP採用を推奨している。

ブラウザ対応状況(2026年3月時点)

ブラウザ WebP対応 対応バージョン
Chrome 17以降(2012年〜)
Firefox 65以降(2019年〜)
Safari 14以降(2020年〜)
Edge 18以降(2018年〜)
iOS Safari 14以降(2020年〜)

Can I Useのデータによると、WebPのグローバルブラウザ対応率は97%を超えている。IE11のサポート終了(2022年6月)以降、WebP非対応ブラウザを考慮する必要はほぼなくなった。新規サイトであれば、WebPをメインの画像フォーマットとして採用して問題ない。

WebPのメリット・デメリット

メリット

デメリット

WebPを使うべき場面・避けるべき場面

使うべき: Webサイトの画像全般、ブログのアイキャッチ・記事内画像、ECサイトの商品画像、バナー広告
避けるべき: 印刷用の高品質画像(TIFFやPSDを使うべき)、メール添付で幅広い環境に送る画像(JPEGが安全)

WebP変換方法5選

JPEG・PNGをWebPに変換する方法を、手軽さ・対象者別に5つ紹介する。

方法1: ToolShare Lab 画像圧縮(ブラウザで即変換・無料・無制限)

最も手軽にWebP変換できる方法だ。ToolShare Labの画像圧縮ツールにJPEGやPNGをドラッグ&ドロップし、出力フォーマットで「WebP」を選択するだけでよい。変換処理はすべてブラウザ内で完結し、画像がサーバーに送信されることは一切ない。

libwebpエンコーダーをWebAssembly(WASM)でブラウザ上に搭載しているため、変換品質はGoogle公式のcwebpコマンドと同等だ。実測では31.2MBの画像ファイルがWebP変換後に841KBまで削減され、削減率は97%に達した。

項目 内容
料金 完全無料・枚数無制限
対応入力 JPEG、PNG、WebP、AVIF
プライバシー サーバー送信なし(ブラウザ内処理)
バッチ処理 対応(複数ファイル一括変換)
アカウント 不要
実測削減率 最大97%(31.2MB → 841KB)

こんな人におすすめ

コマンドラインに慣れていないブロガー・ディレクター・デザイナー。クライアントのNDA素材を外部サーバーに送信したくないWeb制作者。大量の画像を一括でWebP変換したい人。

方法2: Squoosh(1枚ずつ高品質に変換)

SquooshはGoogle Chrome Labsが開発したオープンソースの画像変換ツールだ。ブラウザ上で動作し、画像はサーバーに送信されない。圧縮前後の画像をスライダーで比較できるUIが特徴で、品質パラメータを細かく調整しながら最適な圧縮率を見つけられる。

WebPだけでなくAVIF・MozJPEG・OxiPNGなど複数のコーデックに対応し、リサイズや色空間変換の前処理も可能。ただしバッチ処理には非対応で、1枚ずつの処理になる。ヒーローイメージやOGP画像など、重要な画像を1枚ずつ丁寧に最適化したいデザイナー・フォトグラファー向けだ。

URL: squoosh.app

方法3: cwebp(Google公式CLI)

cwebpはGoogleが提供するWebP変換のコマンドラインツールだ。開発者やエンジニアがターミナルから直接WebP変換を行う場合に使う。品質・リサイズ・クロップなど細かいパラメータ制御が可能で、シェルスクリプトと組み合わせればバッチ処理も自在だ。

インストールはmacOSならbrew install webp、Ubuntuならapt install webpで完了する。基本的な変換コマンドは以下のとおり。

# JPEG → WebP(品質80)
cwebp -q 80 input.jpg -o output.webp

# PNG → WebP(ロスレス)
cwebp -lossless input.png -o output.webp

# ディレクトリ内の全JPEGを一括変換(bash)
for f in *.jpg; do cwebp -q 80 "$f" -o "${f%.jpg}.webp"; done

品質パラメータの目安

  • -q 80: 写真やブログ画像に最適。画質と圧縮率のバランスが良い
  • -q 90: ECサイトの商品画像など、画質を優先したい場合
  • -lossless: ロゴ・アイコン・UIスクリーンショットなど、劣化を一切許容しない場合

方法4: WordPressプラグインで自動変換

WordPressでサイトを運営している場合、プラグインを導入すれば画像アップロード時に自動でWebP変換される。手動変換の手間がゼロになるため、更新頻度の高いブログやメディアサイトに適している。

代表的なプラグインを3つ紹介する。

WordPressプラグインの注意点

サーバー処理型のプラグイン(ShortPixelなど)は画像が外部サーバーに送信される。EWWW Image Optimizerはサーバー内処理モードも選択可能。また、プラグインの組み合わせや使用テーマによっては画像配信に不具合が出る場合がある。導入後は必ずフロントエンドで画像がWebPで配信されているか確認すること。

方法5: Gulp / Webpackでビルド時に自動変換

フロントエンド開発のビルドプロセスにWebP変換を組み込めば、コードをビルドするたびに画像が自動変換される。静的サイトやJAMstackプロジェクトで特に有効だ。

Gulp(gulp-webp)の設定例:

import gulp from 'gulp';
import webp from 'gulp-webp';

export function convertWebp() {
    return gulp.src('src/images/**/*.{jpg,png}')
        .pipe(webp({ quality: 80 }))
        .pipe(gulp.dest('dist/images'));
}

Webpack(imagemin-webp)の場合は、ImageMinimizerWebpackPluginにimagemin-webpを組み合わせて使う。Next.jsを使っている場合は、next/imageコンポーネントが自動でWebP配信を行うため、手動設定は不要だ。

5つの方法の比較

方法 対象者 バッチ処理 自動化 プライバシー
ToolShare Lab 全員 サーバー送信なし
Squoosh デザイナー ブラウザ内処理
cwebp CLI エンジニア ローカル処理
WordPress WP運営者 プラグインによる
Gulp / Webpack フロントエンド ローカル処理

WebP導入時の注意点

pictureタグでフォールバックを設定する

グローバル対応率97%超とはいえ、WebP非対応のブラウザが完全にゼロになったわけではない。確実にすべてのユーザーに画像を表示するには、HTMLの<picture>要素でフォールバックを設定するのがベストプラクティスだ。

<picture>
    <source srcset="image.webp" type="image/webp">
    <img src="image.jpg" alt="説明文" width="800" height="600"
         loading="lazy" decoding="async">
</picture>

ブラウザはsource要素を上から順に評価し、対応するフォーマットがあればそれを使う。WebPに非対応の場合はimg要素のJPEGが表示される。width・height属性を明示することでCLS(Cumulative Layout Shift)を防ぎ、loading="lazy"で遅延読み込みを有効にする。

.htaccessによるサーバーサイド配信(Apacheの場合)

HTMLを変更せずにWebP配信を行う方法もある。Apacheサーバーの.htaccessでContent Negotiationを設定すれば、WebP対応ブラウザにはWebPを、非対応ブラウザにはJPEG/PNGを自動的に返すことが可能だ。元のJPEG/PNGファイルと同じディレクトリに.webpファイルを配置しておく必要がある。

WebP変換時の品質設定の目安

用途 推奨品質 ファイルサイズ目安
ブログ・記事内画像 75〜80 元JPEGの30〜50%
ECサイト商品画像 85〜90 元JPEGの40〜60%
ヒーローイメージ 85〜90 元JPEGの40〜60%
サムネイル 70〜75 元JPEGの20〜40%
ロゴ・アイコン(PNG代替) Lossless 元PNGの50〜80%

WebP vs AVIF: 次世代フォーマット比較

WebPの次に注目されている画像フォーマットがAVIFだ。AV1動画コーデックから派生したフォーマットで、2026年現在はChrome・Firefox・Safari・Edgeの全主要ブラウザが対応済み。WebPよりもさらに高い圧縮効率を持つ。

比較項目 WebP AVIF
開発元 Google(2010年) AOMedia(2019年)
圧縮効率 JPEGの25〜34%削減 JPEGの50%以上削減
エンコード速度 高速 遅い(WebPの3〜10倍)
ブラウザ対応率 97%以上 93%程度
アニメーション 対応 対応
透過(アルファ) 対応 対応
CMS・ツール対応 広い 発展途上

現時点での使い分けとしては、サイト全体の画像にはWebPを採用し、ファーストビューのヒーローイメージやLCPに影響する大型画像にはAVIFを使うのが現実的だ。pictureタグでAVIF → WebP → JPEGの順にフォールバックを設定すれば、すべてのブラウザをカバーできる。

<!-- AVIF → WebP → JPEG のフォールバック -->
<picture>
    <source srcset="hero.avif" type="image/avif">
    <source srcset="hero.webp" type="image/webp">
    <img src="hero.jpg" alt="説明文" width="1200" height="630">
</picture>

AVIFの採用を検討しているなら

ToolShare Labの画像圧縮ツールはAVIFへの変換にも対応している。WebP変換と同じ操作で、出力フォーマットを「AVIF」に切り替えるだけだ。ブラウザ内処理のため、AVIFのエンコードが遅い特性も実用範囲内に収まっている。

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よくある質問

WebPに変換すると画質は劣化しますか?
Lossy(非可逆)モードでは多少の劣化が発生するが、品質80程度であれば肉眼でJPEGとの差を判別するのは困難だ。Lossless(可逆)モードを使えば画質の劣化は一切発生しない。PNG代替としてLossless WebPを使う場合は完全に無劣化だ。
WebPに変換するとSEOに効果がありますか?
直接的なランキング要因ではないが、間接的に効果がある。画像サイズの削減によりページ読み込み速度が向上し、Core Web VitalsのLCPスコアが改善される。GoogleはPage Experienceをランキングシグナルの一つとしており、表示速度の改善は検索順位にプラスに働く。またPageSpeed Insightsでも「次世代フォーマットでの画像配信」として推奨されている。
JPEGとPNG、どちらからWebPに変換すべきですか?
両方とも変換すべきだが、効果が大きいのはPNGだ。PNGは可逆圧縮のため元のファイルサイズが大きく、WebPに変換することで劇的にサイズが減る(最大97%削減を実測で確認)。JPEGは元から非可逆圧縮されているため、削減率はPNGほどではないが、それでも25〜50%の削減が見込める。
WebPからJPEGやPNGに戻せますか?
WebPからJPEG/PNGへの逆変換は可能だ。ただしLossy WebPからの変換では、圧縮時に失われた情報は元に戻らない。元のJPEG/PNGファイルは必ずバックアップとして保管しておくことを推奨する。
WordPressでWebPを使うにはどうすればいいですか?
最も簡単な方法はEWWW Image OptimizerやConverter for Mediaなどのプラグインを導入することだ。画像のアップロード時に自動でWebP変換され、対応ブラウザにのみWebP画像が配信される。既存画像の一括変換機能を持つプラグインもある。プラグインなしで対応する場合は、WebP画像を手動でアップロードし、pictureタグでフォールバックを記述する方法もある。
WebPとAVIF、今から導入するならどちらがいいですか?
2026年現在、まずWebPを導入するのが現実的だ。ブラウザ対応率が97%以上と高く、エンコード速度も速い。CMSやビルドツールの対応も充実している。AVIFは圧縮効率でWebPを上回るが、エンコードが遅く、ツールの対応もまだ発展途上だ。pictureタグでAVIF→WebP→JPEGのフォールバックを設定し、段階的にAVIFの割合を増やしていくのがベストプラクティスだ。